【米国市況】S&P500が最高値、CPIで利下げ観測強まる-円上昇
記事を要約すると以下のとおり。
12日の米株式相場は反発。小型株で構成するラッセル2000指数は3%高。一方で財の価格は緩やかな伸びにとどまり、関税による物価上昇圧力への懸念は和らいだ。総合CPIも前月比の伸びは予想通りだった。連邦準備制度理事会(FRB)が労働市場の弱さに焦点を当て、9月利下げの選択肢を維持できるとみられるためだと述べた。調整が始まるには、インフレ数値のもっと大幅な上昇、あるいは市場への別のショックが必要になるだろうと話した。「今回のインフレ統計は9月に保険としての利下げに踏み切るというシナリオを後押しする。」FRB本部の改修工事に関しても改めてパウエル氏を非難した。力強い経済活動がインフレ圧力を高めるのを防ぐためだとしている。CPI発表前はおよそ80%だった。 クレジットサイツのマクロ戦略責任者ザカリー・グリフィス氏は、FRBの利下げになるとの見方を示した。 外為 ブルームバーグ・ドル・スポットは下落。「FRBにとって、これは非常に良い兆候だ」と述べた。関連記事:米雇用統計、月次やめて四半期毎に-統計局長候補アントニー氏が提案 原油 ニューヨーク原油先物は反落。 米エネルギー情報局(EIA)は13日に月報を公表する予定。ロンドンICEの北海ブレント10月限は0.8%下落し66.12ドルで引けた。米CPI統計など複数の要因が意識された。 金スポット価格は一時、0.5%値上がりする場面もあった。 また金が関税対象となるかどうか、市場は正式発表を待っている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、5.70ドル(0.2%)安の3399.00ドルで引けた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】S&P500が最高値、CPIで利下げ観測強まる-円上昇