ＥＣＢ当局者、通商合意後も金利据え置き方針を維持－関係者

欧州中央銀行（ＥＣＢ）当局者らは、9月の会合で金利を据え置く方針を固めている。
　6月時点の見通しでは、インフレは2026年に一時的に鈍化し、27年には再びＥＣＢの目標である2％に達するとされていた。
　ＥＣＢ報道官はコメントを控えた。
　また、ＥＵと米国の通商合意により、貿易を巡る見通しにも以前より明瞭さが出てきた。
現在の関税水準は、8月のユーロ圏ＰＭＩ、予想上回る51.1－米国の関税引き上げ後も堅調　　それでも、政策当局者らはいわゆる保険としての利下げで景気を下支えすることには否定的だという。
経済見通しの悪化や一連の追加利下げの可能性を軽視すべきではないと警告している。
四半期ごとの経済予測は政策委員会の議論において重要な材料ではあるものの、必ずしもＥＣＢが行動する前提条件ではないと指摘した。