ルーブル美術館の宝飾品強奪、日曜狙ったわずか7分の犯行－DNAの痕跡

パリのルーブル美術館で19日、 窃盗団がフランス王族のネックレスやティアラ、イヤリングなどを奪った。
そのため、大失態を演じた警察と政治家の間では、盗難品が恒久的に失われる事態は避けられるとの期待も出ている。
2人の助けを得て2階の窓からルーブル美術館の「アポロンの間」に侵入。
　窃盗団は犯行後、ヤマハ発動機のスクーター「TMAX」で逃走した。
　警察労組オルタナティブ・ポリスの報道担当ベンジャマン・カンブリーブ氏によれば、ルーブルの警備は通常、館外の巡回と映像監視を行っているが、日曜で作業予定のない日だったためクレーンが動かされたことに誰も気付かなかった。
　当局は防犯カメラの映像や、犯行グループが焼却を試みて失敗したDNA反応があったベストや毛布、クレーンなどの証拠を分析している。
　マクロン大統領は前者であってほしいとした上で、盗品を取り戻し「犯人が法の裁きを受けることを望む」とX（旧ツイッター）に投稿した。