ゴールドマンとBofA､日本の介入リスク低いと分析-1ドル155円接近でも

ゴールドマン・サックス・グループとバンク・オブ・アメリカ（BofA）は、円が対ドルで155円に接近しているものの、日本当局による為替介入の可能性は当面低いとの見方を示した。
　BofAの山田修輔氏も同様の見解を示し、G10通貨の中で最も弱いパフォーマンスとなった。
また日銀が先週開催した金融政策決定会合で政策金利を据え置き、植田和男総裁が将来の利上げについて明確な指針を示さなかったことも円安を後押しした。
関連記事：片山財務相、為替の過度な変動や無秩序な動き「緊張感持って見極め」  　　日本の財務省が前回為替市場に介入したのは2024年で、当時は1ドル＝157円99銭、160円17銭、160円17銭、161円76銭付近で実施された。
　フィッシュマン氏は、重要な米経済指標の発表が乏しく成長見通しが疑問視されない場合や、日本国内で解散総選挙の可能性もあるという。
　ただし、日本で予想を上回る財政刺激策が実施され、日銀の金融引き締め余地を制約すると受け止められた場合や米経済の再加速が見られた場合は、この見通しが崩れる可能性もあるとした。