米エネルギー大手
コノコフィリップスはアラスカ州北極圏で新たな原油探査を進めようとしている。同州では大規模な石油掘削プロジェクト「ウィロー」が展開されているが、同地域にはまだ発見されていない原油が膨大にあると見込んでいる。
コノコフィリップスは14日、連邦規制当局に対し、4口の新たな試掘井の掘削と地震探査の実施を申請した。探査対象地域はアラスカ国家石油保留地(NPRA)で、同社にとって2020年以降で最大の探査計画となる。
今回の取り組みは、トランプ米大統領が推進する国内石油開発の拡大方針や、コノコフィリップスのポートフォリオ多様化戦略と一致している。アラスカでは数十年前に整備された処理施設や現在建設中のウィロー施設などのインフラを活用することが可能だ。ウィローでは今後30年間で6億バレルの生産が見込まれている。
コノコフィリップス・アラスカのプレジデント、エレク・アイザックソン氏はインタビューで、「将来を見据えると、これはわれわれが維持したい投資だ」と指摘。「将来のインフラ補完に向けて、われわれが検討している事業機会を継続的に確保するために、今から積極的に調査をしていく」ことが重要だと述べた。
新たな掘削計画に対しては環境保護団体からの反発が予想される。これまでウィロー計画や同地域での探査に反対してきた保護団体は、北極ギツネやアカギツネ、ジャコウウシ、カリブー、グリズリー・ベアなど野生動物の豊富な生態系が脅かされると警鐘を鳴らしている。
一方、北極圏での石油探査支持者からは、今後も数十年にわたり原油が必要だとの声が出ている。
アラスカ国家石油保留地(NPRA)
Photographer: David W. Houseknecht/United States Geological Survey/AP原題:
ConocoPhillips Seeks to Expand Oil Exploration in Alaskan Arctic(抜粋)






