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個人投資家の為替ブーム、「聖地」日本以外に拡大-高レバレッジ誘因

記事を要約すると以下のとおり。

サマンサ・グリアさんは、いわゆる典型的なデイトレーダーとは一線を画す存在だ。
 取引するのは、デイトレーダーによって2020年代の文化現象へと変貌したミーム株やレバレッジ上場投資信託(ETF)、暗号資産(仮想通貨)といった高リスク資産ではない。
しかし近年では、アジアや欧州、米州の一部で個人投資家の為替取引が拡大する新たな潮流が生まれている。
 2025年上期における個人投資家の為替取引額は1日当たり約6000億ドル(88兆8700億円)と、前年同期比で28%増えた。
   もっとも、1日当たりの取引額が7兆5000億ドルの規模は依然小さい。
それは「ゼロサム・ゲーム」であるという点だ。
レバレッジを利用すれば、デイトレーダーはわずかな資本で大きな賭けを行うことができるが、同時に損失リスクも飛躍的に高まる。
多くは「CFD(差金決済取引)」と呼ばれる金融派生商品を活用し、株式や暗号資産で通常認められている水準よりはるかに多くの資金を借り入れ、為替取引でレバレッジを増幅させている。
 レバレッジ規制が厳しい一部の国・地域では、その倍率が500倍に達するケースもある。
同時に、これが最も懸念される点でもあるという。
こうした動きにより、日本は世界で唯一、個人投資家の取引が為替相場を実際に動かし得る規模に達している主要市場だとアナリストは指摘している。
米国ではCFD取引が個人投資家の取引規模は依然として小さい。
ただ、前年比では30%余り増加しており、拡大傾向にあるという。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 個人投資家の為替ブーム、「聖地」日本以外に拡大-高レバレッジ誘因

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